VR作品『VR CYPHER』(「NEWVIEW AWARD 2021」PARCO Prize 受賞)
【作品概要】
ヒップホップカルチャーから派生した「サイファー」は、傍観者として音楽をただ鑑賞するのではなく、自らがラップをするプレイヤーとなって、そのコミュニティに参加することに意義があります。ヒップホップカルチャーと密接につながっているクラブカルチャーも同じで、人々が一堂に会して、それぞれがそれぞれのスタイルのダンスで身体表現をしたり、ダンストラックの制作や、音楽・映像を能動的にミックスするDJ/VJなどという形で、コミュニティに参加することに意義があります。鑑賞者自らがアクションを起こすことができるVRならば、ヒップホップカルチャーやクラブカルチャーのそういった意義や、私がクラブミュージックの進化系として捉えている音楽と映像を組み合わせたオーディオビジュアルアートの魅力を、より深く伝えることができるのではないかと思い、この作品を制作しました。
VR CYPHERへようこそ
宇宙人たちが地上で開催しているVRサイファー。 それぞれがそれぞれのスタイルで踊り、音と光を発しています。 コントローラーのテレポート機能を使ってフロアを移動すると、位置に応じて音と光が変化します。 移動して、それぞれの宇宙人たちが発する音と光を聴いたり(見たり)、ミックスしてみてください。 ただ聴く(見る)だけではなく、あなたも音と光を発することができます。両手の人差し指のトリガーを引くと、音と光を発することができるので、ぜひ宇宙人たちとセッションをしてみてください。 それでは参加してみましょう!
作品の超体験にはVR HMDが必要になります。
https://gallery.styly.cc/scene/7f3fca7f-c771-4e1c-870f-3b875af74426